私が店主です

こんな人間です

とにかく曲がったことが大嫌いです。
ほやから、正しいと思ったこと、おかしいと思ったこと、ホンマにこれがいいと思ったこと、アカンと思ったこと、
誰が相手でも、きちんと言うべきことは言いまっせ。

それは、お客さんが相手でもおんなじ。

「ニセモンに騙されたらあきません!」
「これ、絶対食べて下さい!」

と、心をこめて自信を持って言います。

馬鹿正直でアホや言われることもあります。
「もっと上手いことやったらもっと儲かるのに」言われることもあります。
でも、小器用に立ちまわったりとかようしませんねん。

でもそれだけに、プロとしての目と腕には絶対の自信持ってます。
間違いのないもんを絶対にお届けしますわ。

いままでも、これからも、
ホンマにええもん食べて貰いたい
気持ちをストレートにお伝えしていきますんで、よろしゅう頼んます!!

 

これまでの生き様

筋金入りの肉好き

生まれは1969年、大阪の阿倍野です。

子供の頃から大の肉好きでした。

そやから、10代でアルバイト始めた時も、迷わず鶴橋の焼肉屋を選びました。
なんせ、「まかない」が毎日肉なんやから、こんな幸せなことはありません(笑)

そんで、仕事するのが面白くなって、なんや学校の友だちと合わへんかったこともあって高校辞めてしもたんですけど、
当然その時に就職したのも肉屋!
そこで、肉のことを徹底的に叩き込まれて覚えましたね。

 

肉のプロフェッショナルに

その後、肉の知識を生かして小売業に移り、21歳の時にはスーパーを1軒任されてました。
仕入れから販売まで、全行程を自分がみてました。
思えば、この時に仲良うさせてもらってた卸業者さんとかとの付き合いが、今の自分につながってるんですわ。
人の縁はホンマに大事です。

 

トラックドライバー時代

さて、普通ならそこから独立して…なんですが、実は私の場合、途中10年ほど全然違う仕事してました。
確か18か19の時に知りあってその後結婚した嫁さんとの間に、26歳の時に子供ができまして、
まあ、「いっちょガッツリ稼いだろか!」と、長距離トラックのドライバーやってました。
ただ、そのドライバーとして色んな流通や小売の人と関わっていく中で、やっぱり好きなんで特に肉屋さんが気になるんですが(笑)、話を聞けば聞くほど
「肉屋ってなんか変やなあ…」
って思いが強くなっていったんです。

何が変と思ったかというと、まず何より、どの肉のことを聞いても「旨い」と言われる。
「なんでやねん?そんなわけないやろ?」と思って、よくよく肉の表示とか見てると、
「国産牛」「輸入牛」「交雑種」「黒毛和牛」など、元々ややこしくて分かり難い分類やのに、
それを何の説明もないままに、わざと誤解されるような状態のまま売ってるんですわ。
こちらをご参照下さい!

 

「肉のにしだ」開店、しかし苦難の時代が

もうね、これはなんやねんと。
「俺やったら、絶対に旨いもんしか売らへんけどなあ!」
という気持ちがどんどん強くなっていき、結局
「やっぱり肉屋しか無い」「自分の思う肉屋をやる!」
となって、「肉のにしだ」を開店しました。
36歳の時です。

モットーは、
「ホンマに美味しい本物の牛肉を、できるだけ安くみんなに食べてもらう」

そらもう、必死でやりました。
小売時代のツテを辿って、流通の中に入り込んで出来る限りエエモンを安く仕入れる。
色んな肉を扱う中で、「これにかなうもんはない」と思った米沢牛に出会ったのもこの頃です。
それを、できるだけ沢山の人に食べてもらうために、値段は出来る限り落として安く提供しました。

ところが、最初の1年半くらいは全然売れませんでした。
新規出店した肉屋、信用も実績もありません。
できるだけ安く提供してるから、儲けは少ない。
正直、毎月100万単位の赤字が出て行く状態でした。
でも、子供も養わなあかんから、潰す訳にはいかない。
誠実な商売を続けていけば、きっとわかってもらえるはず。
そう思って必死で頑張りました。

 

転機は、嫁のひとこと

そんな日々の中、幾ら感謝してもしきれないのが、今も一緒に店に立ってる嫁ですわ。
赤字続きの店ですから、当然喧嘩にもなったりしました。
でも、普通やったら「もうやめて!」となるとこを、それだけは絶対に言わんかった。
それどころか、ある時、
「そんな売れへんのやったら、もっと安したらええんちゃうん?」
て言うてくれたんです。
「安う買ってもろて、大勢の人に食べてもろたら、絶対に伝わるって!」
と。

もう、目からウロコですわ(笑)
そっから2年くらいですかねえ、嫁の言うとおり「食べたら分かって」くれたお客さんがだんだんと増えていって、
地域にも浸透していき、今ではわざわざ和歌山とかから毎週買いに来てくれはるお客さんとかもついてくれてはります。
「ここやないとあかんねん。」て。
ホンマ、ありがたい話ですわ。

 

「食」への想い

もう、繰り返しになりますけど、私がお客さん皆さんに願うのは、

「ホンマに美味しいホンマモンを、安く大勢の人に食べて貰いたい」

これにつきます。

紛らわしい食品表示に、不誠実な食品業者。
スナック菓子に、インスタント食品に、まがい物食品に、薬漬けの「製品」でしかない食べ物。
そんなもんが大手を振ってまかり通ってる世の中やからこそ、
何一つ自分の心に恥じるところなく誠実な食品をお届けする。

そんな「肉のにしだ」の想い、ちょっとでも伝わりますやろか?

もし伝わったなら、
ぜひともいっぺん食うてみて下さい。
絶対に満足させて見せますわ!!!

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